百石えんぶり組で活躍!水沼直樹さん。
今回ご紹介するのは、百石えんぶり組で活躍している水沼 直樹さん(48)
水沼さんのUターンの経緯から、えんぶり組に参加するきっかけなど聞いてきました!
Uターンまでの経緯
三沢市生まれ、三沢市育ち。東京に居る間に、親がおいらせ町に引っ越し。
高校卒業後、五所川原の短大(電子科)を卒業。
漫画家になりたいという夢を追いかけ、東京の専門学校へ。専門学校卒業後は、3年ほど漫画家のアシスタントを。
「漫画家の世界も簡単じゃなくて。人を惹きつける作品を作れるかって言ったら、なかなか難しくてね。それと、ずっと座っている作業だから腰も痛めてしまって・・・」
と、Uターンの経緯を聞いていると、「ごめんね、Uターンっていうと、地元・地域のために何かやるぞ!って気合がある人だと思うよね。僕は、夢破れて・・・っていう感じのUターンで。」と話始めました。
が!!話を聞いていると、地域のためにいろいろな活動している水沼さんの様子が見えてきました。
おいらせ町Uターン後の生活
お仕事は?
デイサービスセンターで働いている。昔から、祖父・祖母にとても優しくしてもらった。だからお年寄りのためになる仕事を。と思い介護の仕事に就いた。
介護の資格はたくさんあって、介護福祉士、介護支援専門員、社会福祉主事任用資格などを取った。
あとはレクリエーションインストラクターの資格も取って、高齢者が楽しんでもらえるように活動しているよ。
資格はあった方が良い!
青森には介護の仕事はあるし、これから「同一労働同一賃金」も施行されるから、給与面でも改善されればいいなと思っている。自分に合う職場を良く調べて、決めてほしい。とこれから移住する方へメッセージもくれました。
地域活動について
えんぶりを始めたきっかけは?
施設にいるお年寄りにえんぶりを見せたい。と思ったことがきっかけ。デイサービススタッフの祖父であるえんぶりの師匠にやってみたいと申し出て、えんぶりを始めました。
えんぶりは、小さな頃から始める人がほとんどだから、僕みたいに20代後半から始めるのは珍しいかも。でも、百石えんぶり組の人たちは快く受け入れてくれた。
えんぶりをやり始めて、知り合いも増えたことで、生活が楽しくなったし、いろんなことを始めるきっかけにもなった。
例えば・・・
えんぶりを初めて見たときは、首を振るだけだと思っていたけど、実際やってみると身体全体を使う動作で、想像よりも大変だった。
身体作りが大切だと思って、フィットネスクラブ、ヨガ、ダンスを始めた。と、インタビュー中も身振り手振りで教えてくれた水沼さん。身体も柔らかく、体幹がしっかりしていることが分かりました。
あとは、えんぶりを始めたことで、人前に出るのが恥ずかしくなくなって、劇団にも入った。
所属している劇団は、“劇団 笑劇(げきだん しょうげき)”
保育園で劇を披露したり、町内会の集まりで詐欺防止や免許自主返納を呼び掛ける劇をしている。と地域活動にも参加する水沼さん。
地域に入っていくための、最初のステップは?
はじめは、町内会に入るといいと思う。
僕は一人暮らしだから、地域の人に「俺はここにいるよ!」っていう意味でも町内会に入っている。そうすれば何かあったとき、お互いに助け合えるし。それが田舎のいいところでもあるよね。
町内会の人には、劇団やグラウンドゴルフに誘ってもらった。
人とのつながりで、自分の生活や仕事に役立つことがたくさんある。
交流の場がない。っていう人もいるけど、周りで楽しいことをやっている人は結構いるし、地域って楽しいよ。
SNSでいいね!を押すよりも、自分からどんどん交流の場に行けばいいことはたくさんあると思うな。
とお話してくれました。
水沼さんも活躍されるえんぶりが始まります!
私は去年初めてえんぶりを見て、今年は練習場に何度か行かせてもらいました。
練習には、未就学児、小学生、中学生、高校生、お母さんやおじいちゃん・・・多世代が一緒にいる空間で、子どもたちはみんな懐っこく、初めて会う私に話しかけてくれ、仲良くしてくれました。
練習が始まると、さっきまで一緒に遊んでいた子供たちの顔がキリっと変わって、まじめに取り組んでいる姿がとても印象的でした。
子どもたちの舞は、上級生が手取り足取り教えてあげ、こうして受け継がれていくんだな~としみじみ。
水沼さんや子どもたちが活躍するえんぶりは、2月15日~17日です。詳細はこちらから。
最後になりますが、
水沼さんに、えんぶりの見どころを聞きました。
「ぜひ近くで見てほしい。かっこいいよ!」
みんな俺が一番だぜ!っていう心意気でやってるからね。と笑ってお話してくれました。
みなさん、見に行ってみてくださいね~(^^)/