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アーティストと子育てしている人に来て欲しい!佐貫 巧さん

今回ご紹介する、おいらせ町在住の移住者は、佐貫 巧(さぬき たくみ)さん。

ほんわ~か~周りをポッと明るくしてくれる雰囲気をお持ちの佐貫さん。
優しい口調でニコニコ笑う佐貫さんに癒されながら、お話を聞いてきました(^^)/

●移住までの経緯

静岡県出身。
東京藝術大学大学院 油画専攻を修了後、母校の東京藝術大学で勤務。

2013年、八戸学院大学短期大学部 幼児保育学科に勤務するため、青森県八戸市に移住。
2018年11月に八戸市から、おいらせ町に移住。

●青森県に来ることに抵抗は?

学生のときに、青春18きっぷで東北一人旅をしたことがあるんです!
青森県は美術館がたくさんあって、景色がすごくきれいだったことが印象的。
出身地の静岡は、雨も少なく、日差しが強いから、葉っぱが黄緑っぽいんだけど、青森の自然は、青緑に近くて、すごく深い感じ。
僕は、が好きで青い絵をよく描いているし、全国で唯一、色の名前がついている「青森」には、何か縁があったのかもしれないなって思います。

それと、東日本大震災があったとき、僕は東京に居たんですが、「アートで元気付けよう」と思って、大学の仲間と絵の具やいろんな道具を持って、被災地に行ってみたんです。でも実際の被災地はそれどころじゃなくて・・・。土砂の片づけ位しか出来なかった。

“アートは平和じゃないとできない”って、その時、感じて。
何をしたら人に喜んでもらえるのか。この場所で何が出来るのか。自分がこれまでやってきたことを東北で活かしたい。
そう思っていた時に、八戸学院大学の先生に来てみない?と誘ってもらえて、躊躇なく、青森県に行こうと思ったんです!

●移住後の青森の印象は?

雪国に住んだのが初めてだったし、青森県に移住して7年目になるけど、いまだに雪が降ると嬉しい(笑)
特においらせ町は畑が多いから、見渡す限り一面真っ白で、本当に綺麗!きれいな景色の中で白鳥が列を崩さずに飛んでいる光景はすごいですよね!!あの景色はなかなか見られないので感動しました。

今まで、”雪だるま”や”かまくら”を作ったことがなかったけど、雪国ならではの遊びが出来るのもいいですよね。雪を使って”立体的なものを作れる”って雪国にしか出来ないことだから!そういう環境は、やっぱり作品作りをするアーティストにも、子どもを育てている世帯にもおすすめポイントかな。

●おいらせ町を選んだ理由は?

子どもを百石幼稚園に入れたかったことが、大きな要因。
仕事柄、色々な保育施設に行く機会があるんだけど、群を抜いて、自分の子どもを育てたい環境が百石幼稚園にあった。

こんなに自然の木がたくさんある園庭ってないですよね。木登りしたり、自然の中で走り回って楽しそうなんですよ。帰ってきた子どもの靴から「え!こんなに砂出てくるの!?」っていうくらい(笑)たくさん遊んできたんだな~って嬉しくなっちゃいます。

食育にも力を入れているから、給食もバランスが良くて、野菜たっぷり、お米も玄米なんです。
身体によさそうでしょ。

他にもタテ割りクラスといって、年齢に関係なく、地域(小学校区)で分かれて生活するクラスが週一であるんです。そうすると卒園後、小学校に進学してからも、友達がいて子どもたちが安心できるっていう取り組み。

子どものことを考えて取り組んでいることがたくさんあって、子どもたちが生き生きしている姿を見て、百石幼稚園に入れたい!と思って、おいらせ町に移住してきました。

あとは、隣の三沢市に基地があるから、おいらせ町にもたくさんの外国人がいる。だから、おいらせ町の子や、三沢市の子は、外国の子が当たり前にいて、髪や肌の色に偏見がない。そういうワールドワイドな感じもいいな。って思ったんです。

町も、税金をしっかり子どもに還元しているな~子どもの支援に力を入れてくれている。と感じるし、子育て世帯にはおすすめの町ですね。

●現在はどんな活動を?

八戸学院大学短期大学部 幼児保育学科で、保育士になるための学生に美術や表現を教えています。

学生に保育のことを教えてはいるけど、実際に自分が子どもと接する機会がなくて。
リアルな感想や体感を学生に伝えたい。という思いから、「アートイズ」という現代芸術教室を立ち上げました。

子どもと一緒にアート制作活動をしたり、美術館でワークショップを行っています。

おいらせ町で開催したアートイズの活動は、”日本一の自由の女神像”があるいちょう公園で、きみもニューヨーカーになろう。ということでスプレーアートにチャレンジしてもらいました!

スプレーアートする機会なんてあまりないので、子どもたちも、とても楽しんでくれました。

アートイズの活動は、「自分が子どものときにやってみたかったこと」が根底にあります。
だから、僕が一番楽しんでいるかも(笑)

教室って言っても、月謝を払って、必ず行かなきゃいけない。みたい縛りはなくて、ゆる~く今日行ってみよう~って楽しみに来てもらいたいなって思ってます。だから料金も1講座ごとで設定しています。

アートイズの教室は、毎回違うことに挑戦していて、もし失敗しちゃったとしても、笑って「こんなの出来ちゃったね~」って楽しんでもらえればいいかな。

 

百石幼稚園でも、出張アートイズ教室をしていて、これも子どもたちと一緒につくった砂絵なんです。

スイミーを題材に、子どもたちが作ってくれました。

子どもたちがつけているブローチも、ヒマワリの種やドングリ。いろんなものを組み合わせて世界に一つだけの作品作りが出来ました。

アートを通して学べる、拠り所になる場所も作れたらいいなって思っています。

アートイズのホームページはこちら↓
http://artis8nohe.mystrikingly.com/

●これから移住してくる方へのメッセージ

子育てするなら青森県はいいところですよ。
自然がたくさんあるっていうのももちろんあるけど、関東にいると待機児童で、いれたい教育施設に入れること自体が難しい…大事な子どもの幼児期間を見てもらうんだから、教育施設は見極めて入れたいですよね。そういう意味でも待機児童の少ない青森県はおすすめです。

あとはアーティストにもおすすめ!青森県は生み出すチカラが溢れていると思うんです。

都会はいろんなものが溢れていて人間味がなくなる・・というか、生きている!っていう実感がなかったんですよね。都会は面白いモノが溢れていて、一見恵まれているように感じるけど、大勢の人の中に埋まって自分の本質が見えてこない。自分がいざ何か生み出すぞ!ってなると難しい。
だから、移住は、自分が本当にやりたいことが整理できるチャンスだと思います!

もし、移住しようかな。って悩んでいる人がいるなら、30歳前後がタイミングかな。
自分が確立してきて、やりがいを見つける時期だと思うし、40~50代になると今まで都心で生活してきた生活水準を変えるのは難しくなっちゃうかな。正直、都心に比べると賃金も少ないし。
30代からなら頑張れると思うんです。

わたくし澤口、アートイズの活動にもとても興味が沸きました!!アートイズの活動は人気ですぐ定員になってしまうことも多いそうですが、今度私も行ってみようと思います。行った際には、おいぐらでレポートします(・ω・)ノ

地元の人が当たり前のこと。と思っていることは、IターンやJターンの方の目に映ると新鮮で面白いことがたくさんあります。地域資源を活かして、活動してくれている方がたくさんいて、とても嬉しいです。

なにかしてみたい!移住をご検討中の方は、ぜひおいらせ町も候補に入れてみてください。いつでもお問い合わせくださいm(_ _)m

おいらせ町に興味が出た方!!おいらせ町の移住ポータルサイトも見てみてくださいね~
http://oirase-iju.com/

 

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