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私が住んでいる町のお祭りに参加した話 Vol_01

こんにちは 地域おこし協力隊の宮です。

今回は、おいらせ町で行われる『下田まつり』(町内で開催される2大秋祭りのひとつ)で巡行する、私の住む『三田町内』の
山車(だし)作りに参加させてもらっているお話を書きたいと思います。 今回は長めの話になりますが、お付き合いください。

私は移住してからやってみたいと思っていたことの1つが、地元の祭りへの参加、特に山車作りでした。
職場の方に「どうしたらお祭りに参加できますか?」と聞いてみると、引っ越し当時に紹介された町内会長に聞いてみてとのこと。
そして早速会長に連絡を入れた所、7月5日(土)にどこどこの場所に来てと言われました。

当日ドキドキしながらどこどこの場所に到着しました。。「なんだこのデカイ小屋は!」
デカイ引き戸の真ん中に「南組」と書いてあります。

指定時間より早く着いたので誰もまだいません。「この場所であってるのか??」
しばらくすると山車作りに関わる人達が約1年ぶりに続々と集まって来て、会長を通じてまず組長、制作部長と順々に私を紹介して頂き、その日は皆で酒盛りをして、終えました。
お話を聞いたところ、私の住んでいる地域は”南組”に入るそうで、『三田町内会 南組』の一員として参加することになりました。

そして翌週の7月7日(月)からお祭り前夜の9月18日(木)まで2カ月半に渡る、私の山車作り生活が始まりました。
他の町内のことは詳しくはわかりませんが、南組の山車作りの決まりがありまして、
1. 制作は19時集合で20時まで行い、その後30分かけて片付けを行う(ご近所への配慮で、制作は20時まで)
2. 月~土(日・祝日は休み)
3. 制作が終わったら22時まで交流会(飲み会)
「なかなかとんでもねー世界に入ってもうた」と思いました。 笑

作業初日、扉を開けるとそこにはまだ中身が空の山車が入っておりました。

山車作りには大まかにいくつかのパートがあります。
リフトやガスなどの機械関係、装飾品作成、オブジェ作り、磨き・紙貼り・削り・塗装などです。
※山車作り以外にも、衣装の調達や作成など、さまざまな方が関わっています。

山車作りは、まず物語のテーマを決めて、そのテーマに沿って作業を進めます。
すごいのは、設計図は一切なく、すべて作り手の感覚だけで形になっていくところです。

初めに私が担当させてもらったのは、波をイメージした電ノコで作成した大量のべニア板約300枚の周りを
紙やすりでひたすら削るという作業です。
因みにこの作業は7月一杯かかりました。

皆で黙々とひたすら削ります

次は、オブジェ作成担当が発泡スチロールで形を作った後、その強度を高める為、紙を貼る作業です。
この作業も地味ですがとても重要で、貼り方が雑だとしわが寄り、仕上げの色塗りの際にムラになってしまうため、
ひとつひとつ丁寧に進めていきます。
作成するオブジェがいくつもあるので、この作業は8月中までかかりました。

装飾品の作成は、私には到底出来ない作業ですね。

山車作りは一見地味な作業が多いですが、皆で協力してコツコツやっていくと少しずつ形になっていく過程を
共有できるのがほんと楽しいですね。
後は、老若男女、年齢や立場に関係なく交流できるのも、参加出来て本当に良かったと感じています。

そして作業後は毎日交流会です。 笑

今回はここまで。
山車が仕上がっていく様子と、笛・太鼓メンバーの練習風景、山車完成お披露目会の様子、
そして祭り当日の盛り上がりを、ぜひ楽しみにしていてください!

 

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