おいらせ町将棋祭り&女流棋士さんとの出会い

こんにちは 地域おこし協力隊の宮です。
おいらせ町で毎年開催される「おいらせ全国将棋祭り」その40回目にあたる記念の年に行ってきました。
全国から将棋ファンが集まっていて、いつものおいらせ町がちょっと違う顔を見せる特別な一日。
町一番の大きいホール(みなくる館)が会場になっていて、プロ棋士による指導対局やトークイベントが行われ、
さらに、子どもから大人まで楽しめる将棋大会も同時開催。
親子で同じ舞台に立てるのは、このお祭りならではの大きな魅力です。
会場に到着しました。
世代を超えて将棋を楽しむ光景に、会場は静かな熱気に包まれています。
なんと別室では女流棋士の対局が行われ、その模様がモニターに映し出されていました。
将棋ファンたちは画面に集中し、熱心に見入っていたのがとても印象的でした。
午後にはプロ棋士による指導対局のコーナーもいい感じに盛り上がっていました。
おいらせ町の将棋祭りは、将棋好きはもちろん、そうでない人でも楽しめる「ゆるくてあったかいお祭り」でした。
もし「地方での暮らしってどんな感じ?」と
気になっている方がいたら、こうした町の行事を体験してみるのが良いかもしれません。
実はお祭りの後日、女流棋士の田中沙紀(たなか さき)さんにおいらせ町にある大山将棋記念館(王将館)で
お話を聞く機会がありました。(田中さんは館内の展示物に目を輝かせており、将棋への情熱と好奇心が伝わってきました。)
ここではその内容を少しご紹介したいと思います。
田中さんは日本女子プロ将棋協会に所属し、女流1級として活躍しています。
ご出身は石川県金沢市で、将棋を始めたのは小学校4年生の頃だそうです。
「将棋は幼少期から」というイメージが強いので、決して早いスタートではないと聞き、驚きました。
さらに驚いたのは、卒業アルバムに「女流棋士になりたい」と書いていたというエピソード。
子どものころから夢をはっきり言葉にしていた姿に、強い意志と将棋への情熱を感じます。
そして実際にその夢を叶えられたのですから、本当にすごいことですよね。
ですが、ここまでの道のりは決して平坦ではなかったようです。
学生時代には、石川県から大阪や名古屋へと定期的に高速バスで通い、対局に臨んでいたそうです。
長時間の移動を伴う大変な環境の中でも将棋を続けてきたことから、女流棋士として歩む強い意志と努力が伝わってきます。
田中さんは、青森県に来られるのは今回が初めてとのことです。
おいらせ町については、「涼しくて過ごしやすい!」と第一印象を語ってくれました。
関東とはまた違う、東北ならではの気候や空気感に、新鮮さを感じられたようです。
田中沙紀女流棋士をもっと知りたいと思った方は、ぜひ以下の公式サイトをご覧ください。
最新の活動情報や対局スケジュール、他の女流棋士の紹介などが掲載されています。
👉 日本女子プロ将棋協会(LPSA)公式サイト
今後も田中沙紀さんのさらなる活躍に注目していきたいです。
そして田中さん、また機会があればぜひおいらせ町にも遊びに来てください!
お忙しい中、貴重で素敵なお話をありがとうございました。